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天声人语- 体育の授業

 

ところ変われば、品変わる。同じ体育の授業といっても、国によって、ところによって趣が異なる。いろいろな国で生活してきた海外帰国生の、体育の授業についての報告を読んだ。+インドネシアの国際学校での体験。授業が始まると、好きなところに集まるようにと先生が言う。驚いた。トランポリン、跳び箱、球技、何でもいい。集まったら小人数で真剣に練習する。慣れたら楽しくなった。

+▼オーストラリアの中学では季節ごとにスポーツが変わり、何にでも挑戦できる。強制がない。米国の体育も似ている。「娘は体育が苦手なのだが」と両親が先生に相談した。不得意なものがあってよい、今は、一生やれそうなものを見つけるために、いろいろなスポーツを、という返事だった。

+▼ブラジル、ルクセンブルクなどでの体験は興味深い。バスケットボールやサッカーの試合で長途の遠征に出る。いずれも、先方の学校の子供の家に泊まる。ルクセンブルクの場合は、旅券を持った小学生たちだけの外国遠征だ。「おかげで、様々な人々と知り合えた上、言語も覚えました」。

+▼日本でも、もっと実用的なことを教えたらどうか、という感想が多い。バーレーンでの着衣のままの水泳練習。スイスでも着衣水泳のほか、長時間水泳や人命救助を習った。米国での救助訓練では、ズボンを浮袋に利用することも覚えた。米国には、女性の護身の勉強もある。

+▼社交ダンスを学ばせるのは、ドイツ、カナダの中学だ。楽しかった。カナダから帰った女子生徒は、なぜダンスを教えるのだろうか、と考える。社会での付き合いの仕方に即している、そして自然な男女交際を教えようとしたのだ。+様々な体験を「子供が見た世界の体育授業」という本にまとめた国際基督教(キリスト教)大学高校の和田雅史(わだまさふみ)教諭は、画一的、保守的な日本の体育授業に参考になる、と言っている。+1992年1月27日

+地迁物变。虽说是同样的体育课,但在不同的国家、不同的地方,内容就有所不同。我看了一份关于海外归国学生(注:日本学生)在各国上体育课的经历报告。+这是在印度尼西亚国际学校(上体育课)的经历。上课开始时,老师说你(指日本学生)喜欢什么运动就到什么地方集合。他吃了一惊。(同学们)练什么都可以,如蹦床、跳箱、球类等。大家分小组集合后便认真地练习起来。(日本学生)习惯了之后,觉得很有趣。

+▼澳大利亚+中学的体育(课的内容)随季节而变,(学生)可以迎接任何挑战。但这并非是强制性的。美国的体育(课)与此相似。一对家长向老师征求意见说:“我们的女儿不擅长体育。”老师回答说,不擅长没关系,她可以通过各种体育运动找到一项她一生中喜欢的(直译:能做的)就可以了。

+▼在巴西、卢森堡等国家的经历也很有意思。(学生们)出远门参加篮球、足球比赛。他们都住在对方学校的学生(直译:孩子)家里。卢森堡的小学生则自己带着护照出远门到国外(比赛)。(日本学生说:)“这么做很好(直译:多亏这么做),能认识很多(直译:各种各样的)人,还可以学到语言。”

+▼很多人认为(直译:有很多这样的感想),在日本应该教一些更实用的东西。在巴林,练习游泳都是穿着衣服。在瑞士,除了穿着衣服游泳外,还学习长时间游泳和救生。在美国的救护训练中,则学习用裤子做救生袋救人。另外,在美国,还可以学习女子防身术。

+▼德国和加拿大的中学让学生学跳交谊舞。(有个日本学生说,)这太有意思了!一位从加拿大回来的学生想,为什么要教交谊舞?这是为了适应社交并使男女之间能够自然交往……++国际基督教大学附属高中的和田雅文老师把(日本学生在海外的)各种经历写成了一本题为《孩子们眼中的国外体育课》的书。他说,这对日本一成不变的、保守的体育课有参考作用。

 

 

 

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